2010年12月23日木曜日

キッチンリフォーム



今回の工事のポイントは、
①キッチンを入れ替え。
②床を花梨(カリン)の無垢フローリングに張り替え。
③天井を上げて、屋根勾配なりに杉無垢板で仕上げ。
④腰壁も杉無垢板で仕上げ。
 で、ありました。

ビフォー

 
アフター





ビフォー

断熱材入れて、石膏ボードの上に、杉の無垢板。

既存の横架材にも、杉板の薄いのをグルッと貼付けたら、見違えるようになりました。
ビフォー
アフター












杉板なので、安価な材料ですが、白身の部分を選んで使ったので、爽やかで明るい印象です。天井高もだいぶ高くなり、広々しました。


キッチンのワインレッドと床の花梨(カリン)の暗紅褐色が落ち着いた色合い。花梨は材として堅硬緻密で粘りが強く、色調光沢ともに本当に美しいです。ただ、半端じゃなく硬いので、釘打ちに手間はかかります。奥様のセンスがいいので、ラグや小物も片付けずにそのまま撮影させて頂きました。ありがとうございました。

 

外では旦那様が、ご自分で釣られた鮎を炭火で焼いておられました。


彼らはこれから正月用の甘露煮になります。 美味しそう!

2010年12月12日日曜日

完成現場見学会

お施主様のご好意で、完成現場見学会を行うことが出来ました。寒い中、二日間に渡り多くの方々に来て頂き、また皆様の生の感想を実際に聞かせて頂くことで、作り手として大変勉強になりました。ありがとうございました。







TK様、本当にありがとうございました。

2010年12月4日土曜日

木工教室

 

いつもお世話になっている生活クラブ様のご依頼で、今年も木工教室を東京世田谷区で開催して参りました。今年は「健康踏み台」を製作。天板は集成材(去年のベンチの天板は僕が杉の柱の半端を裂いて接いで作ったのですが、今年は現場が立て込んでて時間がとれず、やむなく取り寄せ…)、足と幕板は廃材利用です。去年はビスで組み立てる方式だったのですが、皆さんインパクトドライバーで苦戦されていたので、今年はダボを使って組み立てる方式にしてみました。


ダボ穴をキリであけ、木工ボンドをつけて木ダボを差し込みます。
社長が用意してくれた「ダボマーカー」というアイテムが大活躍でありました。



材料を傷つけないよう、あて木をして玄翁でトントン。
いつもは笑顔の石原さんも真剣な表情です。


しっかり埋木もします。
右の写真の奥さんは、我が子のトイレトレーニングの為の踏み台にと、スウェーデンのベビー用品のメーカー、ベビービョルンのステップと同寸法で2つ目も製作!



最後に天板をルーター加工。今年はボーズ面が人気でありました。


各々、好きなサイズで作られていました。ちなみにこの踏み台昇降運動、NHKの「ためしてガッテン」でも紹介されていて、消費カロリーがウォーキングの1.4倍だそうです。

2010年11月23日火曜日

ツリーハウス点灯

屋根がないので、ツリーデッキですが、クリスマス用のライトアップをしました。色々な種類が出ていて本当に迷いますが、厚木の本間紙器製作所の社長さんの親切なアドバイスに助けられました。昨日はクリスマスイルミネーションのボヤ騒ぎのニュースがテレビでやっていましたが、うちは電気屋さんに専用野外コンセントを配線してもらったので、一安心です。


2010年11月20日土曜日

バウハウス・キッチン展


弟にチケットをもらっていた、「バウハウス・テイスト バウハウス・キッチン展」を見に、パナソニック電工汐留ミュージアムまで行ってきました。

システムキッチンの原型とされている、マイスターハウスのキッチンの原寸再現展示は非常に興味深いものでした。再現するにあたり、建築当時の図面が残っていない為、頼みの綱は現存する写真と映像のみ。しかしマイスターハウスは、バウハウスの原則的な考え方である「規格化」がなされていた為、躯体を実測することにより、その比率から取り付け部品のサイズが割り出せたというエピソードが非常に興味深いものでありました。

「すべての造形活動の最終目的は建築である」という理念のもと、表現主義から機械工業との融合を目指す大量生産を目的とした方向に舵を取り、女性の労働を軽減する道具の開発等、モダンデザインの先駆者であった伝説の学校。絵画や彫刻といった純粋芸術と実用的な目的を備えた工芸の融合、そしてその摩擦の中で苦しむ、創立者ヴォルター・グロピウスの葛藤。 ナチスの台頭により一度は廃校になりつつも、三代目校長ミース•ファン•デル•ローエの努力によりベルリンに地を移して再開。しかしながら新学期開始早々、ナチ親衛隊により校内が強制捜査を受け、4ヶ月後には閉鎖された激動の時代に翻弄された学校の軌跡でした。

http://panasonic-denko.co.jp/corp/museum/exhibition/10/100918/

帰りは同じく松下電工ビル内の、3フロアにわたるショールームを見て参りました。ミラノ•サローネ2010の特別展示やキッチン・バス・トイレ・LED照明の展示、3Dビエラで「アバター」まで上映されており、しばし滝川クリステルになりきってみました。

2010年10月7日木曜日

電柱交換

近所では、東京電力が老朽化した電柱を交換しているのですが、うちの目の前の電柱を交換するとのことで、ベランダから激写。大迫力でした。


 左下の人なんて、サーカスさながらです。本当に大変な作業なんですね。ご苦労様です!

2010年9月26日日曜日

ぐんま昆虫の森

群馬県桐生市に住む友人宅に泊まった帰りに、寄ってみました。建築家、安藤忠雄氏の設計の施設で、巨大ドーム内部は温室になっていて蝶々が飛び交っておりました。




温室内のジャングルの中から見上げる幾何学模様は、とても力強く、そしてスペーシーでありました。

http://www.giw.pref.gunma.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.htm

ジオメトリック•ドームと言えば、こちらのテント、その名も「スペーステント」は格好いいのですが、さすがに63万円は手が出ません。。。

http://www.columbiastore.jp/shop/g/g4536974451877/

2010年8月21日土曜日

YKK APショールーム

先日リニューアルされた、YKK APショールーム品川に行ってきました。


館内は完全バリアフリーになっており、ベビーカーもスイスイ。すべての窓やドアを触って、操作性や質感、色合いを確認することが出来ます。またLow-Eガラスの遮熱性能や複層ガラスの防音性能の体験コーナーなんかもあって、非常に解り易くなっています。もちろんインターネットHP上のデジタルカタログでもすべて見ることは出来ますが、とにかく商品が豊富でカタログからお目当ての物を拾い出すのも一仕事な建材だけに、実際に足を運ばれるのはとってもおすすめです。予約すればちゃんとアドバイザーが案内してくれ、フリードリンクも充実、家族連れにも嬉しい設備です。


およそ3時間にわたり、副館長様じきじきに案内して頂きました。大変勉強になりました。ありがとうございました。
http://www.ykkap.co.jp/sr/shinagawa/index.asp

2010年8月20日金曜日

地盤改良

柱状改良です。ドリルの親玉がセメントを吐出しながら、掘削•撹拌して、地中に柱状の改良体(コラム)を作ります。地盤は建物の要なので、重要な行程です。



 息子を背中におぶって見に行ったのですが、予想通り大興奮しておりました。

2010年8月15日日曜日

建築ツアー

お盆休みに、今年春に長野県に赴任した父を訪ね、ひとしきり観光して参りました。

松本城

はやりお盆休みは混んでまして、入城するのに30分、天守閣までは合計2時間の長蛇の列。さすがに我が息子と嫁は志半ばで退城しましたが、私一人、天守閣まで上り、明治時代には競売にかけられ、解体の危機に遭いながらも、市川量造らの尽力により難を逃れた、別名「烏城」の黒漆塗りのそのお城の、修復大工仕事痕までつぶさに観察してきました。



 帰りに立ち寄った長野県茅野市で、建築家、藤森照信氏の「高過庵」と「神長官守矢史料館」を見て来ました。

高過庵
 TOTO出版の写真集でも穴が開くほど見ていたのですが、実際に見てると、かわいくて感激しました。日本もツリーハウスがたくさん出来るといいなと、素直に思ってしまいました。帰り道も何度も振り返ってしまいました。



神長官守矢史料館
 焼杉と土壁が新しいけど、懐かしいといった風情でありました。館内に貼ってあった茅野市美術館のポスターに、「藤森照信展 諏訪の記憶とフジモリ建築」の文字を発見。ついてるなーと、その足で向かいました。

空飛ぶ泥舟
夫婦交代で中に入って、学芸員さんの説明も聞いてきました。

 藤森氏の建築は夢がありますね。これからもルールや常識に囚われない建築に挑戦していって頂きたいです。