2010年6月12日土曜日

木材産地見学ツアー

いつもお世話になっている木材屋さんに誘われて、茨城県までヒノキの産地見学ツアーに行ってきました。  

うず高く積まれたヒノキの丸太。写真はほんの一部。この会社は広大な私有林も持っており、高い環境意識を持って植林から製材まで一貫してやられています。当社もヒノキの3寸角はここのです。
チェーンソーの親玉が、皮をバリバリ剥いでいます。辺りはいい匂いに包まれていますが、すごい迫力です。
ごろごろゴロゴロと製材ラインに運ばれ、第一関門ながら、最も重要なラインへ。
この第一関門で、木材の価値を決める非常に重要な「木取り」の目安を墨付けます。木目はどうか、節はどの辺にありそうか、まさに長年の勘が物を言う作業です。
小口(断面)にチョークで入れた墨を頼りに、いざ切断。操縦は小型機関車のような可動式の台の上で行っています。
参考までに、こんな風に木取りされます。芯持ち部分は強度が必要とされる柱に、芯去りの狂いが少ない部分は建具材に。 目や節の状態により等級分けされ、値段が数倍も変わってくるので、木取りは製材の要です。

 第2関門からはまさに半オートメーションで、流れるように規格に製材され、その過程で出た端材も肥料や燃料用にチップ加工されていきます。資源を余すことなく利用する姿勢に感心です。

規格材は一旦スプリンクラーで濡らして、木材の含水状態を揃えた後、
人工乾燥室へ。中へとレールが続く3機並んだ巨大乾燥室は圧巻でした。乾燥後は検品が行われ、狂いが大きいものは撥ねられます。
最後にこのラインで強度と含水率の検査をして、JAS規格適合ならばその旨が日付と共に印字されます。オプションでマークや文字を入れることも出来ます。劣化対策等級3においても、薬剤なしで、土台•柱に105角以上が使用でき、履歴がわかる、まさにブランド檜でありました。

最後は大洗港に寄って、お土産を買って帰りました。和田さん、ありがとうございました。

2010年6月5日土曜日

マンションリフォーム

お施主様のグッドアイデアが形になったリフォーム。和室がフローリングになり、押入がパソコンスペースに!

 

杉の無垢板に、お施主様自ら、昔ながらの自然塗料である「柿渋」を塗られ、ドラえもんも、びっくりの押入となりました。壁はコーヒーの「C」型にくり抜き、形の通り、台所側から「C」内側のミニカウンターにちょこんとコーヒーが置けるようになっています。クロスも張り替えて、本当に気持ちのいい空間となりました。

当社の下小屋で埃をかぶっていたケヤキの天然無垢板もお施主様に見つけ出され、僕らも一生懸命削って輝き出しました。ケヤキ一枚板のPCテーブル、正直羨ましいです!