2009年6月17日水曜日

内部造作

 ここらで僕らの仕事も。おかしなもので、他の職人さんの仕事は興味半分でカメラを取り出すのですが、自分の目の前にある造作物は一日中視界の中にあるせいか、スルーしがちです。設計士さんが来られて、写真を撮っておられるのを見ると、あっ僕も、と思い出します。いかんですね。

 6/1にも紹介した親方仕事、階段も出来ています。(もちろん、ずっと前にです。。。)
 
 5/27に紹介した2F床板は1Fから見ると、こんな天井板となっております。木製サッシと相まって、とても健やかな印象です。
 
 間仕切り壁と片引き戸(一本引き戸)部。各々だんだん部屋らしくなって参りました。

2009年6月15日月曜日

ALC


 ALC屋さんが4人で2日間で仕上げていきました。仕事が早い! 3人がそれぞれの持ち場で採寸してきた寸法を1人が司令部の如く、防塵丸ノコでガンガン切っていく姿は壮観でした。
 ALCは「Autoclaved Lightweight Aerated Concrete」 (高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート)の頭文字をとって名付けられた建材で、主原料は珪石、セメント、生石灰、発泡剤のアルミ粉末です。製造工程の中で特徴的なのが、名前の由来にもなっているオートクレーブ(高温高圧蒸気釜)養生です。これは180℃の高温と10気圧の高圧蒸気のなかで約10時間、ALCパネルを養生するもので、この工程を経て強度と耐久性を備えます。内部には、補強材として特殊防錆処理を施した鉄筋マットやメタルラス(スチール製の金網)が組み込まれていますが、総重量はコンクリートの1/4で、軽量化により地震の影響を受けにくくなっており、建物の構造と所在地によって設定される地震保険料もALC建築は概ね1/2。また耐火性も高く、外壁がモルタル塗りや最も需要の高いサイディング厚14mm以下を使用した木造住宅と比べて、火災保険料も約1/2に抑えられます。

 玄関も良い感じで納まっております。

2009年6月12日金曜日

ガルバリウム鋼板

 
 隅木の部分(写真右)が「風の谷のナウシカ」に出てくるオームの様な甲殻類をイメージさせます。
 ガルバリウム鋼板は鉄板にアルミニウム、亜鉛、シリコンでメッキをした素材で、1972年にアメリカで開発されました。優れた耐食性が特徴で、、通常の溶融亜鉛メッキ鋼板(通称トタン板)の3〜6倍の耐久性を持つといわれています。しかしながらメッキ層は柔らかく、曲げ成形にも十分耐えて、高い加工性も備えています。コスト的にもステンレスの半額程度で、住宅の外部材としては、いまや主流になりつつあります。
 質感も近未来っぽくて僕は好きです。

2009年6月11日木曜日

入梅


 我が家も朝は戦場です。愚図る子供を横目に弁当作りと朝ご飯。頭にタオル巻いて、さあ出かけようと時計を見ると、あれ1時間早かった…ので、道具紹介でも。
 昨晩買って来たボッシュのジクソーです。定額給付金で何を買おうか考えていると、現品限りで8800円の彼が目に飛び込んできました。4万円オーバーの上位機種もあるのですが、ボッシュは世界初のジグソーを開発したメーカー。廉価モデルでも出力こそ小さいですが、オービタル機構(刃が垂直方向に楕円を描く)に、刃の交換やベースプレートの角度変更がワンタッチ等、期待出来そうです。とうとう梅雨入りしたので、日曜はコツコツと木馬でも作ろうかと思います。

2009年6月4日木曜日

防水シート

 
 ラス板(外壁下地材)の上に透湿防水シートを貼りました。ゴアテックスの住宅版といったところでしょうか。これにALC板(発泡コンクリート)が貼られていきます。

2009年6月3日水曜日

ベランダ防水

 
 ベランダのFRP防水施工中。硬化時間を計算して、お昼も抜きでやっておられました。僕の家のベランダは一般的なグレーなのですが、こういう淡い色の方が、圧迫感がなくて素敵ですね。

2009年6月1日月曜日

打ち合わせ


 お施主様ご夫婦との打ち合わせ。美化に努めておりますが、建築中はお世辞にも快適な空間ではない中で、実際にこうやって足を運んで頂けるのは嬉しい限りです。お施主様あっての僕ら、お顔が見れると、玄翁を握る手にも力が入ります。

階段

 
 階段造作は大工の仕事の中でもハイライトのように思います。階段だけを請け負う大工さんもいる程です。最近は工場で生産し、現場で数時間で取り付けるだけなんてのもあるようですが…

 お前も早く階段作れる様になるといいなと、親方に口癖のように言われます。写真最上段左は還暦を迎えた親方、階段墨付けの図。実の叔父でもある面倒見のいい親方は、僕の人生の師でもあります。