2009年6月15日月曜日

ALC


 ALC屋さんが4人で2日間で仕上げていきました。仕事が早い! 3人がそれぞれの持ち場で採寸してきた寸法を1人が司令部の如く、防塵丸ノコでガンガン切っていく姿は壮観でした。
 ALCは「Autoclaved Lightweight Aerated Concrete」 (高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート)の頭文字をとって名付けられた建材で、主原料は珪石、セメント、生石灰、発泡剤のアルミ粉末です。製造工程の中で特徴的なのが、名前の由来にもなっているオートクレーブ(高温高圧蒸気釜)養生です。これは180℃の高温と10気圧の高圧蒸気のなかで約10時間、ALCパネルを養生するもので、この工程を経て強度と耐久性を備えます。内部には、補強材として特殊防錆処理を施した鉄筋マットやメタルラス(スチール製の金網)が組み込まれていますが、総重量はコンクリートの1/4で、軽量化により地震の影響を受けにくくなっており、建物の構造と所在地によって設定される地震保険料もALC建築は概ね1/2。また耐火性も高く、外壁がモルタル塗りや最も需要の高いサイディング厚14mm以下を使用した木造住宅と比べて、火災保険料も約1/2に抑えられます。

 玄関も良い感じで納まっております。