2009年12月5日土曜日

木工教室

 
 今日はいつもお世話になっている生活クラブ様のご依頼で都内で木工教室を催して参りました。今回は「廃材利用でベンチを作ろう」というテーマで、数日前に準備しました。間柱や柱を割いて、雇い実(さね)も廃材から作って、はぎ付けて、天板としました。
 
 木工ボンドが完全に乾いてから目違いを修正しなければいけないので、10セット以上となると意外と時間がかかります。
 天板は厚み1寸、幅10寸5分(3寸5分×3枚)で、長さ60cm。

 足は1寸×1寸6分で、長さ50cm。

 寸とcmが混ぜこぜで、何だかよく判らないかも知れませんが、教室で切ったりする可能性のある面は参加者の方にも判り易いようにcmにして、あとの面は親方はじめ僕も使い慣れている尺寸で木取りしてしまいました。

 当日は雨の中にも関わらず多くの方に参加して頂いて嬉しい悲鳴。すべてcmで木取りしていたら、おそらく僕は手垢のついた尺寸の曲尺を手に握りしめたまま、脳内勘ピューターが煙を噴いていたことでしょう。哀れピカピカのcm曲尺は床に放置されたままでしたが、例えていうならば、普段バリバリの大阪人が突然一切の関西弁を禁じられるぐらいの感じがございます。
 
 後でビス穴を埋木できるように、あらかじめダボ錐で9mmの穴を揉んでから、ビス止めです。
 
 僕らの道具はDIY用よりもパワーがあるのですが、重くて扱いにくかったかもしれません。
 
 今回のハイライト、ルータによる飾り面取り加工です。ボーズ面、ヒョータン面、ギンナン面の3種類から選んで頂きましたが、意外にもギンナン面が一番人気。みなさん初めての体験だったそうですが、お上手でした。パチパチ!