ノルウェーの紙幣の絵柄にもなったボルグン・スターブ教会 |
ヴァイキングの造船技術が応用されている、北ヨーロッパ独特のスターヴヒルゲと呼ばれる木造様式の教会。1180年建造で、当初は釘を一切使っておらず(現在は保存の為に金物補強)、屋根はこけら板が覆う、現存する欧州最古の建築物の一つです。最盛期は1000棟以上あったとされますが、現在は28棟、その内一つがユネスコの世界遺産になっています。彼らが信仰していたオーディンを主神とする北欧神話から、キリスト教へ帰衣していった時代のもので、船頭についていた魔除けの龍が屋根を飾っています。現在は4年に一度、コールタールの塗り替えをしているそうです。のどかな農村に佇むその漆黒の風情は、滅茶苦茶格好良かったです。