2010年8月15日日曜日

建築ツアー

お盆休みに、今年春に長野県に赴任した父を訪ね、ひとしきり観光して参りました。

松本城

はやりお盆休みは混んでまして、入城するのに30分、天守閣までは合計2時間の長蛇の列。さすがに我が息子と嫁は志半ばで退城しましたが、私一人、天守閣まで上り、明治時代には競売にかけられ、解体の危機に遭いながらも、市川量造らの尽力により難を逃れた、別名「烏城」の黒漆塗りのそのお城の、修復大工仕事痕までつぶさに観察してきました。



 帰りに立ち寄った長野県茅野市で、建築家、藤森照信氏の「高過庵」と「神長官守矢史料館」を見て来ました。

高過庵
 TOTO出版の写真集でも穴が開くほど見ていたのですが、実際に見てると、かわいくて感激しました。日本もツリーハウスがたくさん出来るといいなと、素直に思ってしまいました。帰り道も何度も振り返ってしまいました。



神長官守矢史料館
 焼杉と土壁が新しいけど、懐かしいといった風情でありました。館内に貼ってあった茅野市美術館のポスターに、「藤森照信展 諏訪の記憶とフジモリ建築」の文字を発見。ついてるなーと、その足で向かいました。

空飛ぶ泥舟
夫婦交代で中に入って、学芸員さんの説明も聞いてきました。

 藤森氏の建築は夢がありますね。これからもルールや常識に囚われない建築に挑戦していって頂きたいです。