釘も一切使わない日本の伝統的な継手・仕口は素晴らしく、僕も大いに興味のある所なのですが、現在の建築における法律を守るには、たとえ見た目が美しくなくても、金物を使用しなければなりません。過去の技術の軽視だとか、構造計算上の都合だとか、多くの建築書物でも話題になっていることではありますが、明解な品質管理と偽装や手抜きを防ぐ為には、やむ得ないことなのでしょう。地震で命を落とすようなことになれば、元も子もないですから…
木は突っ張り、鉄は引っ張りの言葉を胸に、素材のいい所をかけ合わせ、より強いハイブリッドでありたいと思います。